ピンク系ガラスの焼成実験だよ

公開日: 2019/05/12 ガラス ガラスフュージング ガラス材料,フュージング材料販売 ポーセラーツ

やはりクセ者、ピンク系ガラスの焼成・・・

ガラスフュージングで人気の色ピンク。不透明の濃いピンクから薄いピンク、透明系のピンクや淡い可愛いピンクなどなど一度は使ってみたいピンクのガラス。

ところが結構なお値段がしちゃうのと焼成が難しいというのがこのピンク系ガラスの難点でございます。
私自身も販売はさせていただいているものの、ピンクのガラスを使ってガラスフュージング作品を作ることはなく・・・。
ピンク系のガラスを購入していただいたお客様から、「思ったようなピンク色じゃなかった」とか「ピンクじゃなく青いんですけど・・・」なんてお話をいただくことがありまして、これはちゃんと確かめてきれいに焼成する方法なんかを探っとかなきゃ・・・
ピンクガラスのフュージング動画バナー
↑画像クリックでYouTube動画が見れますよ↑

フュージングでピンクを上手く発色させるにはキープ時間に秘密が・・・

アタクシも最初は通常時のガラスフュージングと同じような焼成方法でトップ温度750℃10分キープで設定し焼成したのですが、どうも思い通りのピンク色になってくれないガラスが2種類ほど・・・。
0305 サーモンピンク と 1215 ライトピンク この2種類が「いやいやこんな色ではないだろ・・・」といった仕上がり。
なんでこんな色になっちゃうんだろ?とブルズアイ社のホームページなど調べておりましたら

「金を含むガラスは663℃で2時間キープするとエエ感じのいろになりまっせ」

なんちゅう表記がございまして、なるほど!と660℃で2時間キープしてそのあとトップ温度715℃で10分キープという焼成方法で再度チャレンジしてみました。
すると・・・
なんということでしょう!色が変化しましたよ。上がただ単に750℃10分キープ、下が660℃で2時間キープした後で750℃で10分キープ。
明らかに色が変わっております。イメージ通りのサーモンピンクとライトピンクになりました。
やはりこのピンク系のガラスはクセ者でございますな。これまで青っぽくなっちゃってた人も思ったピンクじゃないぞと思ってた人も、660℃で2時間キープで解決するかもしれません。
今回はその辺を動画にしてみましたよ。お時間のある時にでもじっくり見てね。


【↓YouTube動画でご覧ください↓】

↓是非!チャンネル登録をしてね↓

スポンサーリンク