私がマラソンを走るワケ・・・。

公開日: 2016/02/26 ガラス工芸 ガラス販売 マラソン

飽きたら止めちゃうおバカな男が・・・。


先日、京都マラソン2016に出走してきました。ベスト更新はならないものの無事完走いたしまして・・・毎度のことながら感動の涙を流してまいりました。このブログをずっと読んでくださってる方はご存知だと思いますが、年に3~4本ほどフルマラソンを走っております。

「マラソンって何が楽しいの?」 、「そんな辛くしんどい事なんでやるの?」、「なんで走ろうと思ったの」なんてことをよく聞かれます。
た、確かに・・・そうだわ。

たまには真面目に・・・
ちょっと今回はフルマラソンを走ってる私なりの理由を書いてみたいと思います。

若い時から、「コレをやろう」と思ったらすぐ行動し、ちょっとしたら飽きちゃって「やぁ~めた」と止めちゃうおバカな男でございました。行動力が自慢なものの結局形にできず「あ~あ」な結果。
何か変えなきゃダメだぞとは思うもののどうするでもない日常・・・

たまたま、これまた衝動でタバコを止めて、「ちょいとダイエットがてら自宅の周りでもジョギングしてみるか」と深い意味もなくから始まったのでした・・・




せっかくだからマラソンに挑戦してみるか・・・

週に2、3回、特に目標を立てるわけでもなくジョギングをやっておりましたら、初め1km弱くらいだったのが、半年ほどで気づけば5kmほど走ったりして・・・
お調子者のアタクシは、「このままいけばフルマラソンとか走れるかも・・・」なんてほんの軽い気持ちで数か月後の地元の小さいフルマラソンにエントリーしたのでございます。
軽い気持ちでも目標を持てばそれなりに気分よくジョギングできるようになり・・・飽きが来る前にフルマラソンの本番を迎えることとなりました。



マラソンにウソはないのです。

初めてのマラソンは地獄でございました。20kmくらいまでは「大丈夫じゃん。このまま行けちゃうぞ」なんて余裕もかましておりました。そこから1km、そしてまた1kmと距離が延びるにつれ足の痛み、体の痛みがどんどん増えていき30km手前ではもう走れず・・・歩き始める始末。
「もうやめよっかな・・・。」
そんな時・・・

「がんばれ~! あきらめるな~!」
「ゴールを目指せ~」

沿道からの応援・・・。「えっ!?私に?どうして? ありがとう・・・」
ボランティアの方々、沿道で観戦する方々・・・
私の必死で一生懸命な姿に声援を送ってくださってたのです。それも1人や2人じゃありません、前に進めば進むほどよりたくさんの人から「がんばれ~」の声。もう動かないと思ってた足が動きます。とてつもない力が宿ります。前に進めます。送っていただいた声援に応えたい。ゴールしたい。やり遂げたい。そこにウソはありません。

大会に参加してる人は、各自それぞれの思いでゴールを目指します。自己記録更新を目指す人、完走を目ざす人、どこまで行けるか挑戦する人・・・そこにウソはありません。誰もインチキはしません。生身で自分自身の体でゴールに向かいます。またその一生懸命な姿に惜しみのない応援が・・・その応援を力にみんなゴールを目指します。 走っている人すべてが応援してもらえることに感謝し、その応援に応えたい・・・。そしてゴール・・・
走る者、応援する者、みんなで共有する喜び・・・。


私にとっては仕事も同じ・・・。

私は現在、幸せなことに仕事上、本当にたくさんの方々に応援していただいております。
マラソンを走ってる時と同様、不格好で、まだまだ努力も足りませんが、私なりの一生懸命な姿にご声援をいただけてるのだと思っております。
突然逆風が吹いたり、雨が降ってきたり、走りを止めたくなることも多々あります。そんな時、皆様からのご声援が本当に力になり、走り続けることが出来てます。
応援をいただいた皆さんにお応えしたい、やり遂げたい。そして必ずゴールし、喜びと感動をみなさんと共有したい。私にとってはマラソンと同じなのです。

また、私の仕事のお客様は、作家様、会社様であったり、個人工房様であったり、ガラス工芸を楽しむ個人ユーザー様であったり皆様それぞれの一生懸命ゴールを目指しておられるマラソンランナーでらっしゃいます。
皆様の一生懸命な姿にいつも感動し、私は沿道から微力ながらエールを送り続けます。少しでも皆様の励みになっていただけたら・・・。そして皆様のゴールの感動を一緒に喜ぶことができたら・・・。

その気持ちを忘れないように私はマラソンを走り続けます。
マラソンにしろ、仕事にしろオリンピック選手のような凄いタイムでの走りぬくことは出来ません。
残り数キロは走ってるのかどうかもわからないような無様な恰好かもしれません。
でも走り続けます。この大会より次の大会、そして次の大会・・・
前進を続けます。そして皆様から声援を受けるにふさわしくなれるよう何事にも負けず、走り続けます。








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