被せガラスを復刻させたいの。
公開日: 2016/05/30 ガラスエッチング キセガラス サンドブラスト 被せガラス
サンドブラスト工芸には無くてはならない被せガラス。
最近は入手が本当に難しくなりました。
数年前まではあって当たり前、サンドブラスト作家様の作品に、サンドブラスト教室での教材として、また記念品としての産業ベースとしての材料としても・・・。サンドブラストには欠かせない商材でございました被せガラス。特にこの写真のオールドタイプはテーブルウェアとしての被せガラスとしてはダントツの人気でございました。
国内での製造元、生産量の減少・・・。
安定供給が出来なくなり定番品から外さざる負えなかった・・・。
特に国産の被せガラスは被せも薄く、品質も良く、元々は切子用の素材とはいえ、サンドブラストには最高の素材でございました。しかし燃料代の高騰、材料代の高騰、レアメタルの高騰などなど・・・厳しい現状から廃業される窯元や被せガラスからスキガラスへのシフトチェンジされる製造元、またガラス職人さんの高齢化による減少・・・などいろんな理由が重なり、弊社も安定供給を断念し、もう3年ほどになります。
「なんとか復活させたい」 明るい兆し・・・。
復刻に向けての第一歩・・・。
そうです。いろんな方のご協力をうけましてこの度、サンドブラスト用国産被せガラスの安定供給を目指し、 ルリ/クリア 銅赤/クリア の定番色 オールドタイプ2種復活させます。
詳しくは6月上旬配信予定の「パラダイスグラスニュース6月号」にて発表、販売開始いたします。
でも安く販売はできません。
「高っ!」「価格が高すぎやろ!」 3年前にご購入いただいていたお客様はみなさんそうおっしゃると思います。江戸硝子職人の手作りなのです。作品なのです。察していただきたいのでございます。まずはこのオールドタイプ2色から、定番化にむけて頑張ってまいります。
この記事をシェアする
スポンサーリンク